「PHPを学び始めたんだけど、ローカル開発環境って何?XAMPP/MAMP?Docker?知らないことだらけで何がなんだかわからない!」
そんなアナタに。PHPを扱うための『ローカル開発環境』についてわかりやすくお伝えします。
これを読めば、『ローカル開発環境』を作る方法、それぞれの違いや「どれを使って進めていけばいいのか」わかりますよ。
PHPを始める前の挫折ポイント『ローカル開発環境』を越えていきましょう。
初心者でもわかるPHPの【ローカル開発環境】とは?わかりやすく解説
ローカル開発環境とは、わかりやすく言うと「自分のパソコン内に実験場を持つこと」です。
例えば「このロボット作ったんだけど、工場まで持っていかないと動くか確かめられないんだよなぁ」ってイメージしてみましょう。ロボットをいじるたびにいちいち工場まで持ってくの、めんどくさいですよね。しかもロボットが動いて工場にどんな影響があるかもわかりません。
なので、自分の家に実験場を作ってカンタンに試せるようにした方がいいわけです。
PHPはHTML&CSSと違って、サーバー側で動く「サーバーサイド言語」です。なのでPHPを扱うにはいったん自分のパソコンをサーバーみたいにしてあげる必要があります。
ここらへんを理解するにはコチラの動画がめちゃめちゃわかりやすいのでオススメ↓
「PHPという小人さんをサーバーに入れて動いてもらう」とイメージするとわかりやすいですね。
動画を30分くらいまで見れば、「自分のパソコンをサーバーにすることができる」ということがわかります。
自分のパソコンを「仮のサーバー」としてPHPを扱ってくわけですが、ざっくり2つの方法があります。
PHPのローカル開発環境を作るには『XAMPP/MAMP』と『Docker』がある
ローカル開発環境を作る主なものに『XAMPP/MAMP』と『Docker』の2つがあります。
『XAMPP』とは簡単にローカル開発環境をつくれる全部入りキット
『XAMPP』とは、PHPのローカル開発環境を作るために必要なものがそろったセットです。無料で使えます。
頭文字を取って『XAMPP』と呼ばれます。覚える必要はありませんが、以下の頭文字です↓
- X…クロスプラットフォーム(Win、Macの両方対応してること)
- A…Apache(Webサーバー)
- M…MariaDBもしくはMySQL(データベースサーバー)
- P…PHP
- P…Perl(プログラミング言語)
『XAMPP』を使えば簡単にローカル開発環境を作れるのがメリット。
デメリットは簡単に作れるぶん、開発環境に関する深い知識は身につかないことです。まぁこれからPHPを学ぶ身からすればデメリットは関係ないですね。
インストール方法や使い方は上の動画をそのまま見ていけばわかります。
『MAMP』はMac向け
MAMPもXAMPPと同じで、PHP開発環境の全部入りセットです。頭文字を見るとXAMPPとの違いがわかります↓
- M…Mac
- A…Apache(Webサーバー)
- M…MySQL(データベースサーバー)
- P…PHP
要するに、Mac向けのローカル開発環境ってことですね。
いちおうWindowsでも使えるのですが、Mac向けに作られてるのでWindowsユーザーはXAMPP使った方が良さそうです。
『Docker』は仮想環境を作るためのソフト
Dockerとは、Docker社が提供する仮想環境を作ったり配布・実行するためのプラットフォームです。「コンテナ」と呼ばれる技術を使って仮想環境を作ります。
Dockerは以下の3つから成り立っています↓
- Dockerエンジン パソコンのOS上で用意されたコンテナが動かせるようになる
- Dockerイメージ コンテナの実行に必要なファイルがまとめられています
- コンテナ Dockerイメージによって作られます(ビルドする)
Dockerのメリットは簡単に開発環境を作れるうえ「環境を複製や削除しやすいこと」です。チームで開発する時に、環境を全く同じにできます。
『ドットインストール』でPHPを学ぶとインストールすることになるのでもおなじみですね。
ただ、他とは違った仕組みで仮想環境を作るので、扱うには知識が必要になります。
『XAMPP/MAMP』と『Docker』の違い
『XAMPP』で複数プロジェクトを作ろうとした時、『XAMPP』も複数インストールする必要があるので手間がかかります。
しかし『Docker』なら簡単に複製できるので便利です。ただし『Docker』を扱う知識が必要、って感じ。
『XAMPP』と『Docker』どちらも有効なものなので、初心者は状況に合わせてどちらも学んでゆくのが良いです。
初心者でもわかるPHPの【ローカル開発環境】 まとめ
PHPのローカル開発環境をつくるための2つ『XAMPP/MAMP』と『Docker』についてわかりましたね。
とにかくPHPを動かすには「仮の開発環境が必要」だと。そのために『XAMPP』や『Docker』を使う、ということで。
学んでゆくとどちらも出てくるので、その時に応じて学んでゆくのが良さそうです。
上の動画を見ながらサクッと開発環境を用意して、PHPの勉強を進めましょう。
引き続きPHPを学ぶにはコチラ↓